単純作業ではなく、過程や根拠のある仕事をしているというのも自慢できると思います。

H30年入社 設計課 世一


僕は高知県の大学に進学しましたが、卒業後は地元に戻ろうと思っていました。そのため、地域に密着できる会社、かつ高校で取得した測量士補の資格を生かして測量コンサルタントの職に就きたいと思い、出会ったのが当社でした。
現在は、計測課から設計課に異動していますので、設計の業務に携わっております。今は昨年の10月から始まった大垣市の道路の拡幅に伴う水路の計画を手がけています。指定された区間にどういう勾配で水路を通せばいいか、どのような勾配にしたら増水時も溢れたりしないか、地元の方のご要望を盛り込んで設計をしていきます。今年度末が納期の案件ですが、途中途中で報告があるので、一つ一つの作業工程に根拠を持ち説明できるように進めております。

しかし、設計すると言っても、デスクワークや測量の方が作った図面を見るだけではなく、現状どのようになっているのかを確認しないと進められないので、現場に行くのも大切です。ずっと社内にいることはなく、測量と比べたら出かける機会は少ないですが、大垣の現場にも何度も足を運んでいます。

設計の仕事の楽しさは、みなさんそう仰ると思うのですが、自分の描いた図が何年後かに形になって見ることができることに尽きます。大変なところは、一つの現場に対していくつもの案を出さないといけないことです。コンサルタントという立ち位置なので、相手に対して提案して、相手が納得する数案の提示が必要です。1つの案件で提案数だけ比較、検討を通してメリットとデメリットの説明が必要な点が大変な所です。

設計に配属される前の測量では、リニアモーターカー建設現場の立木調査に携わりました。毎日御嵩町の山に通い、1日に500本くらいの立木を調査し、約1ヶ月半。15,000本の立木を調べ、10数冊もの報告の冊子にまとめる大変な案件でした。でも、大規模な仕事に関わることができたのも自慢になるかもしれません。単純作業ではなく、過程や根拠のある仕事をしているというのもやりがいです。

私は設計を初めてまだ数ヶ月です。しかし設計には基準書があり、それに沿った計画が求められます。まずは、沢山の基準書に目を通し、理解することから始めることで、早くそれに従った図面を書けるようになることが今の目標です。

私が思う設計に向いている人は、設計の仕事は必ず根拠が求められるため、物事を論理的に詰めて考えることができる人ではないでしょうか。

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